化学調味料無添加のおせちって販売されてる?

化学調味料無添加を謳った多くのおせちが、製造・販売されています。
また、健康志向や安全志向と相まって化学調味料無添加のおせちが人気を集めています。

ですが、化学調味料無添加のおせちと一言でいっても、その定義はとても広いのが現状です。

まず、化学調味料無添加と言いますが、実は表示するにあたって法律上の規定はありません。
製造、販売する会社がそれぞれの基準を設けて表示しているに過ぎないのです。

まず添加物とは、どういったものなのでしょうか。
食品添加物は、次の4種類に分けることができます。

まずは、指定添加物です。
これは、有効性と安全性が国の機関によって確認され、かつ厚生労働大臣による指定を受けたものです。

具体的には、チーズやハムに使用されており、菌やカビを抑える効果があるソルビン酸が含まれます。

特にゾルビン酸Kは、遺伝子変異を引き起こすおそれがあるとも言われています。
食べ合わせによっては、さらに強い危険性がある場合もあります。
特に危険とされているのは、亜硝酸塩との組み合わせです。
これらを同時に摂取すると化学反応によって、強力な発がん性物質が作られてしまいます。

2つ目は、既存添加物です。
長年に渡り使用されてきた実績を厚生労働大臣から認められ、厚生省が告示している既存添加物名簿に載っているものがこれに当たります。
具体的には、ガムや清涼飲料水に甘味をつけるステビア抽出物が含まれます。

これは、キク科のステビア属の植物から抽出されるもので、多くの食品に添加されています。
研究中で、はっきりとした答えはでていませんがステビアには蓄積効果があり長期摂取で不妊を引き起す可能性があると主張する研究者もいます。

3つ目は、天然香料です。
これは香料をつけるための食品添加物です。
植物や動物から採れたもので、食品の香りづけに使われるものがこれに入ります。

具体的にはカニ香料が当たります。カニから抽出される香料であり、かまぼこなどの香りづけに使われています。

最後は、一般飲食物添加物です。
これは、ふだんは食べたり飲まれたりしている食品で、添加物としても使用されているものを指します。
たとえば寒天がこれに含まれます。

このように、添加物といっても化学的なものばかりではありません。
ふだん私たちが口にしているような自然由来、食品由来のものも多いのです。

中には、花餅に使われていることもあるコチニール色素のように表示義務があるものもあります。

化学調味料無添加という表示から、添加物が全く使われていないとイメージを持ちやすいかと思います。
ですが、寒天などの食品も添加物となっているので、本当に全く化学調味料無添加の食品というのは数少ないようです。